FXのEA(自動売買)で資金がショート?稼働を停止すべき期間を解説!

米雇用統計は、毎月第一金曜に発表されます。
世界情勢によっては相場が大きく動くので、EAは稼働停止推奨です。
FXのEA(自動売買)で資金がショートしてしまったという話をよく聞きます。
「自動売買をずっと稼働させていたい!」と思う方もいるかもしれませんが、相場の状況によっては、資金を減らしてしまう場合があります。
この記事では、FXのEA(自動売買)で資金ショートしないために、稼働を停止したほうがいい理由や期間を解説します。
FXのEAを稼働停止する理由は?

FXのEA(自動売買)は、過去の相場を分析してロジックを開発したものです。
EAの中には、経済指標や要人発言の期間にエントリーしない機能があるものもありますが、ほとんどのEAは経済の大きな相場の変動には対応していないものが多いと言われています。
経済指標の発表時には、スリッページが発生するなど、注文が通らず大きな損失につながる場合があります。
相場の変動が激しい時や、通常とは異なる値動きをしている時は、EAの稼働を控えて損失を減らす方がよいでしょう。
FXのEAを稼働停止した方がよい期間は?

FXのEAで資金ショートを避けるためには、稼働を停止した方がよい期間があります。
相場で取引する人が減っている時や、重要な経済指標、要人発言がある時などは注意が必要です。
- 年末年始
- ゴールデンウィーク
- 夏枯れ相場
- 大統領選挙期間
- VIX指数上昇相場
それでは1つずつ順番に見ていきましょう。
年末年始
年末年始は、12月下旬から1月上旬までです。
市場への参加者が減るので一方的な値動きとなり、大きな損失を出す可能性があります。(2018年のフラッシュクラッシュなど)
ゴールデンウィーク
ゴールデンウィークは、日本が休日となるので、警戒が必要です。
夏枯れ相場
7月は夏季休暇に入り、8月は日本のお盆休みになります。
ボラティリティが下がり、一方的な値動きとなるので、大きな損失を出す可能性があります。
大統領選挙期間
大統領選挙期間は、ニュースが入るたびに相場が荒れるので注意しましょう。
VIX指数上昇相場
VIX指数(Volatility Index)とは、投資家の不安度を表すので恐怖指数と呼ばれています。
不安を反映して異常なボラリティとなったり、突発的に一方に動く可能が高くなります。
テクニカル分析が効きにくくなり、EAは大敗のリスクが高くなるので注意が必要です。
「VIX指数とは?FXのトレードへの影響は?」はこちら!
米雇用統計
米雇用統計は、毎月第一金曜に発表されます。
世界情勢によっては相場が大きく動くので、EAは稼働停止推奨です。
FOMC
FOMCは、連邦公開市場委員会を意味し、アメリカの政策金利が発表されます。
経済に関わる指標では、相場が大きく動く可能性があるので、その後の動きにも注意しましょう。
その他の重要な経済指標や要人発言
金利に関わる指標では大きく動く可能性があります。
経済指標スケジュールは、下記のサイトで確認できます。
<経済指標スケジュール参考サイト>
- 経済指標カレンダー Yahoo!ファイナンス
https://info.finance.yahoo.co.jp/fx/marketcalendar/ - 外為どっとコム
https://www.gaitame.com/markets/calendar/ - 経済指標カレンダー みんかぶFX/為替
https://fx.minkabu.jp/indicators
「FXで重要な経済指標とは?押さえるべき重要指標や見方」はこちら!
「FXのEA(自動売買)で資金がショート?稼働を停止すべき期間」のまとめ
この記事では、FXのEA(自動売買)で資金ショートしないために、稼働を停止したほうがいい理由や期間を解説しました。
相場の参加者が減っている時や、重要な経済指標や要人発言がある時は、EAの稼働には注意が必要です。
大きく収益を上げられることもありますが、大きな損失を出す可能性も高まります。
最終的に、EAを稼働させるかどうかは自己判断になりますが、大きな損失を出すことはなるべく避けたいですよね。
自分の資金量に合わせたロットで、適切な時期にEAを運用して資金ショートを避けていきましょう。