FXのハイレバのリスクとは?ハイレバ取引では勝てない?成功するための方法をご紹介!

FXでは、レバレッジを活用すると少ない資金でも大きな利益を狙うことができます。
ハイレバとは、ハイレバレッジの略でレバレッジを高くかけることです。
この記事では、FXのハイレバのリスクやハイレバ取引で成功するための方法、注意点をご紹介します。
FXでハイレバを上手に活用して、利益を増やしていきましょう!
FXのハイレバ取引のリスクとは?

FXのレバレッジとは「てこの原理」を意味し、実際の口座資金(証拠金)の何倍もの金額で取引することができる仕組みのことです。
このレバレッジの倍率を高くかけることを「ハイレバレッジ」、略してハイレバと呼ばれています。
ハイレバと聞くと「危険なトレードなんじゃないか?」と思う方もいるかもしれませんが、実はハイレバをかけること自体が危険ということではありません。
ハイレバをかけるのであれば、口座資金に対して「どれくらいの大きさのロットをかけるのか?」が重要なので、ロットの上限ギリギリでトレードすることがリスクになります。
ロットの上限は、レバレッジの倍率×入金額で決まります。
ロットを大きくすればするほど、価格が少し変動するだけで一気に含み益や含み損が増えていきます。
一番危険なのは、予想していた方向とは逆に相場が動いた時に、ロットを大きくかけていると強制ロスカットされ、大幅に資金を失ってしまうことです。
ロットを大きくすることでハイリターンを狙うことができますが、逆にハイリスクになる可能性もあるので注意が必要です。
事前に、口座資金のいくらまで損失を許容するか計算した上で、ロット数を考えてみるとよいでしょう。
ハイレバ取引で成功するためには?

ここまでハイレバのリスクについてご紹介しましたが、ここからはハイレバ取引で成功するための方法をご紹介します。
順番に見ていきましょう。
1.リスクをどこまで許容できるか
1つ目は、リスクをどこまで許容できるかどうかです。
ハイレバで大きな利益を得たい場合は、その分大きな損失を出すリスクもあります。
<例:資金10万円に対してリスクリワード1:3でトレードする場合>
- 10万円のうち全てをかけてトレードする
→利益が出れば+30万円、損切りになれば-10万円で資産の100%を失う - 10万円のうち5万円をかけてトレードする
→利益が出れば+15万円、損切りになれば-5万で資産の50%を失う - 10万円のうち1万円をかけてトレードする
→利益が出れば+3万円、損切りになれば-1万円で資産の10%を失う
このように、どこまでリスクを許容するかによって得られる利益も変わってくるので、あらかじめ許容する金額を考えておくことが重要です。
2.相場環境を認識する力があるか
2つ目は、相場環境を認識する力があるかどうかです。
FXを始めたばかりだと、「自分がエントリーすると相場が予想とは逆方向に動いてしまう…」と悩む方も多いのではないでしょうか?
相場環境を認識する力は、ハイレバを使うかどうかに関わらず、FXで利益を出し続けていくためには非常に重要です。
具体的には、チャートを見て今はどういう相場なのか見極めて、ロング(買い)でエントリーするのか、ショート(売り)でエントリーするのかを判断していきます。
チャートの動きには世界中のトレーダーたちの心理が反映されているので、相場を見極めて流れに乗ってトレードすると利益を出しやすくなります。
しかし、相場環境をしっかりと認識できていない状態でハイレバでトレードすると、資金を失う可能性が高くなってしまうのでおすすめできません。
しっかりと相場の判断ができていないと、ロングでエントリーしないといけない場面でショートでエントリーしてしまったり、逆にショートでエントリーしないといけない場面でロングでエントリーしてしまったりと利益を出し続けることは難しいです。
FXに限らず投資では資金を失わないことが大切なので、資金を飛ばさずにすむように相場環境を認識する力を養っていきましょう。
「FXで勝てない5つの理由は?なぜ負ける?初心者が勝つための7つのコツ」はこちら!
3.ある程度の利益で出金できるか
3つ目は、ある程度の利益で出金できるかどうかです。
これまでお伝えしてきましたが、ハイレバ取引にはリスクがあります。
そのため、利益がある程度まで増えてきたら一度出金することをおすすめします。
利益が増えていくと、
「もっと利益を出したい!」
「この調子でもっと稼げるはずだ!」
とどんどん欲が出てきますが、その欲に打ち勝って勝ち逃げできるかどうかが非常に重要です。
まずは、稼いだ金額の一部を引き出して利益を確保しておくとよいでしょう。
また、最初に入金した「口座資金分+α」の利益が出たら出金することで、これ以上元本がマイナスになることがないので、精神的にも安心してトレードすることができます。
<例:10万円からハイレバ取引を始めて50万円稼いだ場合>
→40万円を出金して利益を確保して、また10万円からトレードを開始する
稼いだお金は出金せずに複利運用でトレードする方法もありますが、ハイレバ取引のリスクを考えるとある程度の利益を出したら勝ち逃げする方がベストな戦略でしょう。
FXのハイレバ取引での注意点は?

FXのハイレバ取引での注意点を2つご紹介します。
どちらも基本的な内容なので、必ず押さえておきましょう。
1.取引金額を決めておく
1つ目は、取引金額を決めておくことです。
ハイレバ取引のメリットは、短時間でより大きな利益を狙えることなので、効率よく早く稼ぎたい方に向いています。
しかし、ハイレバ取引はここまでご紹介してきた通りリスクを伴うので、生活に支障が出ない範囲内でトレードすることが重要です。
トレードが上手くいかず感情的になると冷静な判断をできない場合が多く、「あと数万円だけ追加する」を繰り返しているうちに、気がついたらお金が減って生活資金に余裕がなくなってしまったという場合もあります。
そうならないためにも、事前にいくらまで資金を使うのか取引金額を決めて、それ以上は使わないようにしましょう。
2.必ず取引ルールを守る
2つ目は、必ず取引ルールを守ることです。
これもハイレバ取引に限らず、FXのトレード全般に共通していることなので非常に重要です。
まずは、利益確定のタイミングや損切りのタイミングなど自分のトレードルールを作り、必ずそのルールを守ってトレードするようにしましょう。
いざ利益を目の前にするともっと稼ぎたい欲が出てしまったり、損失を出すのをためらって損切りができなかったりと、その場の感情に流されてしまう可能性があります。
それを防ぐために、事前に決めたトレードルールを基準に機械的にトレードしていきましょう。
トレードでは、その場の感情に流されずに「自分で決めたルールは必ず守る」という強い意志が求められるので、ぜひ欲に打ち勝って利益を出していってくださいね。
「 FXのハイレバのリスクとは?ハイレバ取引では勝てない?成功するための方法をご紹介!」のまとめ
この記事では、FXのハイレバのリスクやハイレバ取引で成功するための方法、注意点をご紹介しました。
ハイレバと聞くと「危険なトレードなんじゃないか?」と思う方もいるかもしれませんが、実はハイレバをかけること自体が危険ということではありません。
ハイレバをかけるのであれば、口座資金に対して「どれくらいの大きさのロットをかけるのか?」が重要なので、ロットの上限ギリギリでトレードすることがリスクになります。
<ハイレバ取引で成功するための方法>
- リスクをどこまで許容できるか
- 相場環境を認識する力があるか
- ある程度の利益で出金できるか
<FXのハイレバ取引での注意点>
- 取引金額を決めておく
- 必ず取引ルールを守る
しっかりと資金管理をしながらハイレバ取引を活用して利益を増やしていきましょう!