FXの順張りとは?注意点とおすすめのテクニカル分析をご紹介!

FXのトレードでよく聞く「順張り」ですが、一体どんな手法か知っていますか?
特にFX初心者の方は、「興味はあるけど、使い方がわからない」という方が多いのではないでしょうか?
この記事では、FXの順張り手法とは何か?、エントリータイミングや注意点、おすすめのテクニカル分析をご紹介します。
FXの順張り手法とは?
FXの順張り手法は、相場の動く方向(トレンド)に乗ってポジションを持つというシンプルな手法です。
順張りは、最も基本的な手法なので、FXで勝つためには理解しておくことが重要です。
どんな手法なのか、しっかりと理解してトレードに活かしていきましょう。
FXで順張りを使うタイミング
順張りは、トレンドに乗る手法なので、使うタイミングはトレンド相場です。
正しいトレンドが起きている場面で使うことで、利益を伸ばすことができます。
使う場面を間違えないように、トレンドが発生しているか、しっかりと見極めるようにしましょう。
順張りと逆張りの違い
FXでは、順張りとは反対の手法に、逆張りというものがあります。
順張りはトレンドに乗る手法に対して、逆張りはトレンドに逆らう手法です。
FXにおいて、順張りと同様に、逆張りも基本的な手法なので、覚えておくとよいでしょう。
初心者に順張りをおすすめする理由は?

先ほどご紹介した通り、FXには順張りと逆張りがありますが、初心者の方には、順張りをおすすめします。
理由は、簡単な手法で初心者の方にもわかりやすいからです。
順張りに対して、逆張りはトレンドに逆らう手法です。
トレンドに逆らったトレードをして、勝算があるかどうかを見極めることが難しいので、初心者の方にはあまりおすすめしません。
まずは、順張りを使いこなせるようにしましょう。
FX順張りの4つのエントリータイミングは?
FXで順張りを使いこなしていくためには、エントリーのタイミングは非常に重要です。
理由は、少しでも優位な位置でエントリーした方が、より収益を増やすことができるからです。
順張りのエントリータイミングは、以下の4つです。
- 押し目買いと戻り売り
- ブレイクアウト
- トレンド転換の直後
- 長期レンジの端
1.押し目買いと戻り売り
まず、押し目買いは、上昇トレンドの最中で少し価格が下がったところで買う手法です。
なるべく安いタイミングで買った方が、利益を伸ばすことができます。
続いて、戻り売りは、下降トレンドの最中に少し価格が上がったところで売る手法です。
トレンド相場での押し目買いと戻り売りは、有利な価格で売買することができるのでおすすめです。
2.ブレイクアウト
ブレイクアウトとは、ある一定のラインから価格が超えた時に使う手法です。
レンジ相場では、ある一定の値幅の間で価格が推移しますが、一度その価格帯を抜けると一気にトレンドが上下に伸びるケースが多くなります。
ですので、ブレイクアウトを意識しながら、抵抗線の前後でエントリーをすると、その後に大きな利益が見込めるでしょう。
3.トレンド転換の直後
トレンド転換の直後は、新しいトレンドが起きたところなので、順張りが有効です。
トレンドが転換しなかった場合は、逆張りとなり、逆のトレンド方向に進むので、トレンド転換の見極めが非常に重要となります。
4.長期レンジの端
4時間足から日足で見るのが可能な長期レンジ終了後も、トレンド転換はオススメのエントリーポイントになります。
エントリーポイントは、必ず長期の時間足でレンジを確認してから、小さい時間足でも見るようにしましょう。
FX順張りの2つのコツ

順張りはシンプルな手法ですが、使いこなしていくためにはコツがあります。
エントリーのタイミングを間違えてしまうと、逆張り手法になってしまうので注意が必要です。
ここでは、順張りを使いこなす2つのコツをご紹介します。
- エントリーポイントまで「待つ」
- ダウ理論でトレンドを見つける
1.エントリーポイントまで待つ
トレンドが発生しているからといって、むやみにエントリーすると負けてしまいます。
トレンドが発生してから、エントリーのタイミングが遅れると、安値売りや高値買いなどの不利なエントリーになってしまう場合もあります。
順張りで利益を伸ばしていくためには、押し目買いや戻り売りなど、有利なエントリーポイントまで待つとよいでしょう。
2.ダウ理論でトレンドを見つける
ダウ理論を使うと、レンジ相場なのか、トレンド相場なのか判断することができます。
トレンド相場であれば、順張りが効果的ですが、レンジ相場で順張りを使う場合は注意が必要です。
相場の状態を判断した上で、エントリーしましょう。
FX順張りの2つの注意点

順張りの注意点は、以下の2つです。
- 時間足の上位足を確認する
- 「高値買い」と「安値売り」
1.時間足の上位足を確認する
5分足で上昇トレンドでも、1時間足では下降トレンドの場合もあります。
上位足のチャートを確認してみると、上位足のトレンドに逆行している場合や、サポートラインで反発してしまう場合があるので、注意しましょう。
短期足と長期足が同じトレンドの場合は、順張りのエントリー根拠が強くなります。
必ず、上位足も確認することをおすすめします。
2.「高値買い」と「安値売り」に注意
順張りでは、トレンドの始まりを確認した上でエントリーしますが、トレンドが終わってしまうと、高値買いや安値売りになってしまう場合があります。
トレンドが継続するかどうか、的確な判断が必要です。
FX順張りの5つのおすすめテクニカル分析は?

順張り手法で相性が良いテクニカル分析を5つご紹介します。
1.移動平均線
1つ目は、移動平均線です。
移動平均線は、トレンドの確認やゴールデンクロスやデッドクロスを確認する際に使われます。
相場の状況を把握した上で、適切なエントリーポイントで順張りをすると、安定した利益に繋がります。
2.ジグザグ(ZigZag)チャート
2つ目は、ジグザグ(ZigZag)チャートです。
ジグザグチャートは、押し目買いや戻り売りなどのトレンド転換の捉えることができます。
安値と高値を表示して、ジグザグしたシンプルなラインなので、初心者の方にもおすすめです。
3.ボリンジャーバンド
3つ目は、ボリンジャーバンドです。
ボリンジャーバンドは、トレンド発生のタイミングを知ることができます。
価格の値動きが落ち着くと収縮し、値動きが大きくなると拡大します。
ボリンジャーバンドが収束したタイミングでエントリーして、拡大していくのを待つ手法もあります。
4.RSI
4つ目は、RSIです。
RSIは、買われすぎや売られすぎの判断ができます。
- RSIが80%以上であれば買われすぎ→トレンドが下降しそうだと判断
- RSIが20%以下であれば売られすぎ→トレンドが上昇しそうだと判断
RSIは基本的に逆張りの指標と言われますが、トレンドの転換を把握することで、順張りのエントリーにも活用することができます。
5.フィボナッチ・リトレースメント
5つ目は、フィボナッチ・リトレースメントです。
フィボナッチ・リトレースメントは、「フィボナッチ比率」を使ったトレード手法です。
比率ごとに表示されるラインが、価格の反発目安になるので、押し目買いや戻り売りの目安になります。
シンプルなラインのみを使用するので、他のテクニカル指標との相性もいい分析方法です。
「FXの順張りとは?注意点とおすすめのテクニカル分析」のまとめ
この記事では、FXの順張り手法とは何か?、エントリータイミングや注意点、おすすめのテクニカル分析をご紹介しました。
FXの順張り手法は、相場の動く方向(トレンド)に乗ってポジションを持つというシンプルな手法です。
<FXの順張り手法のエントリータイミング>
- 押し目買いと戻り売り
- ブレイクアウト
- トレンド転換の直後
- 長期レンジの端
<FXの順張り手法の注意点>
- 上位足を確認する
- 「高値買い」と「安値売り」に注意
<FX順張り手法の5つのおすすめテクニカル分析>
- 移動平均線
- ジグザグ(ZigZag)チャート
- ボリンジャーバンド
- RSI
- フィボナッチ・リトレースメント
この記事を参考に、FXの順張り手法を理解して少しずつトレードに活かしていきましょう。