FXにはどんなインジケーターがある?FX初心者におすすめのインジケーターをご紹介!

FXを始めたばかりだと、どのインジケーターを使えばいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか?
この記事では、FX初心者の方向けに
- FXのインジケーターにはどんな種類があるか
- FX初心者におすすめのインジケーター
についてご紹介します。
この記事を読み進めて、インジケーターについて理解を深めていきましょう!
インジケーターには2種類ある
様々なインジケーターがありますが、大きく分けると2種類あります。
FXのインジケーターは、誰もが知るようなメジャーなものを使う方がおすすめです。
理由は、有名なインジケーターは世界中のトレーダーが活用して意識しているので、同じインジケーターを根拠にした方が注文が入りやすいからです。
また、インジケーターを選ぶ際は、必ずトレンド系とオシレーター系をそれぞれ最低1個ずつ選んで、併用するようにしましょう。
それぞれ選ぶことでお互いの弱点を補い合うことできるので、勝率を高めることにつながります。
トレンド系の3つのおすすめインジケーター
トレンド系には、3つのおすすめインジケーターがあります。
1つずつ順番に見ていきましょう。
1.移動平均線

移動平均線は、最も有名なトレンド系のインジケーターで、過去一定期間の終値の平均値を線で結んだものです。
移動平均線の向きからトレンド、角度からトレンドの勢いを判断することができます。
とてもシンプルですが、多くの投資家が注目するエントリーポイントなので重要です。
移動平均線の詳しい記事はこちら!
2.ボリンジャーバンド

ボリンジャーバンドは、上下3本のバンドとミドルラインと呼ばれる移動平均線で構成されています。
ボリンジャーバンドのバンドは、標準偏差±1σ、±2σ、±3σで構成されています。
それぞれ以下の確率で、レートがバンド内に収まるという意味です。
<標準偏差の意味>
- 1σ=68.26%
- 2σ=95.44%
- 3σ=99.74%
上下のバンドの幅が狭くなった状態を「スクイーズ」、一気にバンドが広がる「エクスパンション」と呼びます。
エクスパンションが発生した直後にエントリーすることで、よりトレンドで利益を得る手法もあります。
ボリンジャーバンドの詳しい記事はこちら!
3.一目均衡表

一目均衡表は、転換線・基準線・先行スパン1・先行スパン2・遅行線(遅行スパン)の5本の線を用いて表示します。
「雲」を使った分析方法なので、とてもシンプルです。
- 雲よりも価格が下にある
→下落が優勢【売り目線】 - 雲よりも価格が上にある
→上昇が優勢【買い目線】
雲よりも価格が下なら売り目線、上なら買い目線ということになります。
一目均衡表の雲は、レジスタンスやサポートの機能があり、雲の厚さが厚いほど、より強力な抵抗帯や支持帯として機能します。
そして、一度雲を抜けると、抜けた方向にトレンドが発生するという特徴があります。
一目均衡表のトレード手法には「三役好転」、「三役逆転」があります。
一目均衡表の詳しい記事はこちら!
オシレーター系の3つのおすすめインジケーター
オシレーター系には、3つのおすすめインジケーターがあります。
1つずつ順番に見ていきましょう。
1.RSI

オシレーター系のインジケーターの代表的なものに、RSI(Relative Strength Index:相対力指数)があります。
RSIは、「買われすぎ」や「売られすぎ」を示すテクニカル指標で、トレンドの強さも示します。
オシレーター系の指標は買われすぎ売られすぎの判断に役立つので、逆張りトレードによく使われます。
- RSIが30%以下で反転
→買いのサイン - RSIが70%以上で反転
→売りのサイン
RSIは、一定のレンジ内で有効なインジケーターなので、強いトレンドが発生した場合は、トレンドに逆行してエントリーすると、大きな損失につながることがあるので注意が必要です。
RSIを使う場合は、必ずトレンドの状態を確認できるトレンド系のインジケーターを一緒に使うようにしましょう。
RSIの詳しい記事はこちら!
2.MACD

MACDは、世界中のトレーダーが使用している分析手法なので、MACDを使うことでトレンドの方向性を判断することができます。
MACDは、MACDラインとシグナル線から構成されています。
- MACD:2つの期間の指数平滑移動平均線(EMA)の差
- シグナル線:MACDラインの単純移動平均線(SMA)
MACDの使い方には、以下の4つの方法があります。
- MACDのゼロラインとの交差(ゴールデンクロス・デッドクロス)
- MACDとシグナル線との交差
- MACD自体の傾きの変化 (ヒストグラム)
- ダイバージェンス
3.ストキャスティクス

ストキャスティクスとは、レンジ相場で「売られすぎ」や「買われすぎ」を判断するオシレーター系のテクニカル指標です。
ストキャスティクスは、0から100%の数値で示します。
ストキャスティクスもRSIと同様で、相場の「買われすぎ」「売られすぎ」から相場が反転するポイントを判断する、逆張りのテクニカル指標です。
ストキャスティクスの詳しい記事はこちら!
FX初心者におすすめのインジケーターは?

ここまで、トレンド系とオシレーター系のおすすめインジケーターをご紹介しましたが、FX初心者はどのインジケーターがおすすめなのでしょうか?
できればインジケーターは、実際に自分で使って確かめてみることがおすすめです。
しかし、なかなか全部を試してみることが難しいという方には、以下のインジケーターの組み合わせがおすすめです。
<おすすめインジケーター組み合わせ①>
- トレンド系:移動平均線
- オシレーター系:RSI
<おすすめインジケーター組み合わせ②>
- トレンド系:ボリンジャーバンド
- オシレーター系:MACD
トレンド系とオシレーター系のインジケーターをそれぞれ組み合わせて使って、ダマシを回避することで勝率を高めることができます。
「FXにはどんなインジケーターがある?FX初心者におすすめのインジケーターをご紹介!」のまとめ
この記事では、FX初心者の方向けに
- FXのインジケーターにはどんな種類があるか
- FX初心者におすすめのインジケーター
についてご紹介しました。
相場の流れやトレンドの方向性を予測するトレンド系インジケーターと、相場の強弱を判断するオシレーター系インジケーターがあります。
<トレンド系>
- 移動平均線
- ボリンジャーバンド
- 一目均衡表
<オシレーター系>
- RSI
- MACD
- ストキャスティクス
FX初心者の方には、以下2つのインジケーターの組み合わせがおすすめです。
<おすすめインジケーター組み合わせ①>
- トレンド系:移動平均線
- オシレーター系:RSI
<おすすめインジケーター組み合わせ②>
- トレンド系:ボリンジャーバンド
- オシレーター系:MACD
インジケーターは、トレンド系とオシレーター系をそれぞれ1つずつ選んで使うようにしましょう。
それぞれの弱点を補い合うことができるので、高勝率のトレードが可能になります。
この記事の内容を参考に、いろいろなインジケーターを試しながら、ご自身が使いやすいインジケーターを探していきましょう!