FXの自動売買とは?初心者向けの自動売買や始め方、メリットとデメリットをご紹介!

「FX自動売買とは、一体どんなものなのだろう?」と気になっていても、いろいろな種類がありすぎて、始められないという方もいるのではないでしょうか?
この記事では、
- FXの自動売買とはどんなものか?
- 初心者向けのおすすめ自動売買
- FXの自動売買の種類
- FXの自動売買の始め方
- FXの自動売買のメリットとデメリット
をご紹介していきます。
FXの自動売買とは?
FX自動売買とは、あらかじめ決められたルールに従ってシステムが自動で取引することで、システムトレードやシストレとも呼ばれています。
事前に設定さえしておけば、仕事をしていようと寝ていようと、決められたルール通りにシステムがFX取引を行ってくれるので、チャンスを逃さずに、収益を出すことができます。
FXに興味はあるけれど、なかなか勉強する時間が取れないという方にもおすすめの取引方法です。
FXの自動売買と裁量取引
FXの自動売買は、システムによって自動的に売買が行われます。
これに対して、裁量取引は、自分で売買ボタンをクリックして注文する取引のことです。
FXの自動売買と裁量取引では、どちらが稼げるのでしょうか?
<FXの自動売買>
相場の状況に応じて、使い分けていくことが必要。
コツコツ型の運用で、短期間で一気に利益を出すことはできない。
(例:1ヶ月に数%、1年間で数十%)
<FXの裁量取引>
FXの取引で勝っていくには、投資経験が必要。
知識を習得して、相場状況を自分で見極めていかなくてはならない。
「FXの自動売買と裁量取引、どちらが稼げるのか?」ということは、個人差もあるので一概には言えません。
FXの自動売買と裁量取引、それぞれに向いている人
FXの自動売買と裁量取引に、それぞれに向いている人をまとめたので、どちらにあてはまるか参考にしてみてください。
FXの自動売買に向いている人
- コツコツと利益を積み上げていきたい人
- 忙しくて取引の時間が取れない人
- チャートに張り付いて見ていなくても利益を出したい人
- 感情に振り回されて損をしてしまう人
裁量取引に向いている人
- FXに時間を割くことができる人
- FXを勉強し、スキルアップしていきたい人
- 相場の状況により自分で柔軟に取引したい人
- 値動きのある相場で大きく利益を出したい人
FXの自動売買の種類
FX自動売買の運用方法は、大きく分けて2種類あります。
- FX会社のシステムトレードで運用する
- MT4に設置して運用する
1. FX会社のシステムトレードで運用する自動売買
FX会社のシステムトレードで運用する自動売買は、3種類あります。
- リピート型:シンプルなロジックの取引で、一定の値幅で売買を繰り返す
- 選択型:決められたプログラムの中から好きなものを選択
- 設定型:自分で設定数値を考えて設定
運用する場合は、FX会社に申し込むだけで、無料で利用することができます。
初心者の方には、リピート型か選択型がおすすめです。
2. MT4に設置して運用するタイプ
MT4(メタトレーダー4)は、ロシアのメタクオーツ社が開発、提供している取引プラットフォームのことです。
MT4系の自動売買は、多くの種類があり、内容も充実しています。
その中には、有名な開発者や億トレーダーが制作したものもあり、彼らと同じトレードで、同じ結果を出すことができると人気があります。
ただし、MT4系の自動売買は、自分でプログラムを設置する必要があるので、初心者の方には、少しハードルが高いかもしれません。
FXの自動売買の始め方

FXの自動売買の始め方をご紹介します。
FX会社のシステムトレードで運用する場合
- FX会社の口座を作る
- 口座に入金する
- 希望の自動売買を選択する
- 運用スタート
MT4系の自動売買(EA)を運用する場合
- MT4系の自動売買を入手する。(無料のものと有料のものがある。)
- FX会社で、MT4に対応した口座を作る。
- VPS(FX用の仮想サーバー)を契約する。
- MT4をダウンロードして、自動売買プログラムを設置する。
初心者におすすめのFXの自動売買

初心者の方が選ぶポイントは、2点あります。
- シンプルな仕組みのシステムを選ぶ
- 少額から運用できるシステムを選ぶ
金融庁に登録しているFX会社をご紹介します。
<初心者向け> iサイクル2(外為ファイネスト)
- プログラム設定が簡単で、一度設定すると、自動でコツコツと利益を積み上げてくれる。
- 自分が設定した一定の値幅で売買を繰り返し、レンジ相場に向いている。
- 注文したポジションと逆方向に長くトレンドが続いた場合には、含み損が増えて、損失になる可能性もあるので注意が必要。
<初心者から中・上級者まで>トライオートFX(インヴァスト証券)
- カスタマイズの自由度が高く、好きなプログラムをリストから選ぶだけで簡単に始めることができる。
- 決まったロジックを選ぶだけで始めることができるので、初心者向き。
自分でカスタマイズもできるので、中級・上級者にもおすすめ。
<初心者向き>トラッキングトレード(FXブロードネット)
- 自分が設定した一定の値幅で売買を繰り返し、レンジ相場向いている。
- スプレッドが狭く、手数料が安い。
- 1万円の資金からスタートできる。
FXの自動売買Q&A

Q:FXの自動売買の運用で資金がなくなることはないのですか?
A:FXの自動売買の運用は、投資なので、やり方を間違えれば、資金が減ることもあります。
余剰資金で、まずは少額からスタートしましょう。
初心者の方も、まずは、しっかりとした知識と情報をもとにした運用をおすすめします。
Q:FXの自動売買は詐欺ですか?
A:FXの自動売買自体は詐欺ではありません。
ただし、インターネットやSNSを通じて、トラブルに巻き込まれる事件が増えているのも事実です。
というような詐欺も多発しています。
FXの自動売買は、提供者が信頼できるかどうか、あらかじめじっくり調べる必要があります。
特に初心者の方は、詐欺にあわないように、FXの自動売買の正しい知識と選び方を理解しておきましょう。
FXの自動売買のメリット

FXの自動売買のメリットは、下記の3つです。
メリット1: 24時間チャンスを逃さず、トレードしてくれる
FXの相場は24時間動いていますが、それをずっと分析し続けることは不可能です。
FXの自動売買システムは、わずかな取引チャンスも逃さず、設定に従って一日中トレードをしてくれるので、忙しくて時間がとれない方でも運用することができます。
メリット2:初心者でも利益を上げやすい
FXの自動売買には、すでに成功している人のトレードロジックが、システムに組み込まれています。
そのため、難しいテクニカル分析やファンダメンタルズの知識がなくても、システムを使用すれば同じ結果を出せるので、初心者の方でも利益を上げやすいです。
FXの自動売買を活用することで、一から裁量トレードを学ぶよりも、短時間で稼ぐことができるようになります。
メリット3:感情に左右されずに、取引することができる
投資の世界では「感情的になってしまい、失敗した」という話をよく聞きます。
FXの取引を行う際に冷静さを保つには、経験が必要です。
FXの自動売買は、決められたルールに従ってシステムが取引を繰り返すので、感情に左右されることなく、取引が行われます。
FXの自動売買のデメリット

FXの自動売買のデメリットは、下記の3つです。
デメリット1:予測できない相場には対応できない
突発的な事件が起きたり、重要な経済指標が発表されたりすると、相場が大きく動き、損益がマイナスになることがあります。
相場が予想できない動きをする時は、自動売買のあらかじめ決められたプログラムでは、対応できないことがあります。
その場合は、設定を変更したり、停止することを検討しましょう。
デメリット2:普通のFX取引よりも手数料やスプレッドがかかる
FXの自動売買では、取引回数が多いと手数料を払う回数も多くなるので、手数料コストが高くなります。
デメリット3:完全に放置することは危険
相場の動きの変化によって、相場とシステムの相性が変わってくる場合があります。
FXの自動売買は、基本的には放置していても自動でトレードしてくれますが、定期的に口座の収支をチェックするようにしましょう。
利益が上がりづらくなったら、内容を見直すことをおすすめします。
その際には、短期的な結果で判断して、入れ替えるのではなく、長期的な運用で戦略を考えるほうが望ましいでしょう。
「FXの自動売買とは?初心者向けの自動売買や始め方、メリットとデメリット」のまとめ
この記事では、FXの自動売買とはどんなものか、初心者向けの自動売買や始め方、メリットとデメリットについて解説しました。
FXに興味はあっても、忙しくて時間が作れないという方でも、FXの自動売買であれば、気軽に始めることができます。
「長期間、無理なく利益を出していきたい」という方には、ぴったりの投資方法でしょう。
FX自動売買には、様々な種類があるので、どれを選ぶぼうか迷う方も多いかもしれません。
まずは、少額から無理のない範囲内で取り入れていくことをおすすめします。
FXのリスク
FX(外国為替証拠金取引)は、元本や利益を保証するものではなく、相場の変動や金利差によって損失が生じる場合があります。
FXの仕組みやリスクを充分に理解した上で取引を始めましょう。