ロンドンフィキシングとは？FXとの関係やトレード方法、注意点をご紹介！
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FXでトレードをしていたら「日付が変わる瞬間に、急激に相場が上昇して損をしてしまった」という経験はありませんか？
これは「ロンドンフィキシング」というものが原因です。
ロンドンフィキシングとは、ロンドン市場の金のスポット価格を決定することで、値動きが激しい時間帯となるので、非常に注意が必要です。
この記事では、ロンドンフィキシングとは何か、FXとの関係やトレード方法、注意点をご紹介します。
この記事を参考にロンドンフィキシングについて理解を深めていきましょう！
ロンドンフィキシングとは？
ロンドンフィキシングとは、イギリスのロンドン市場において金の値決めをすることで、「ロンドンフィックス」と呼ばれることもあります。
ロンドンフィキシングの時間は、以下のとおりです。
- ロンドン時間（冬）：16時（日本時間：25時）
- ロンドン時間（夏）：15時（日本時間：24時）
そのロンドン市場で決められる金の価格が、世界中の金の価格になります。
ロンドン市場で設定された価格は、大手銀行や大手ヘッジファンド、年金基金など、ほとんどの中央銀行で使用されています。
取引量が多いロンドンタイムでは、投信設定などの買いや、23時のNYカットのオプションに関係する売買などもあるので、相場が大きく動く重要な時間です。
ロンドンフィキシングとFXの関係は？
金はドル建てで取引されており、ドルの需給関係にも影響を与えるため、ロンドンフィキシングの時間帯には、為替相場が大きく動くことがあります。
通常、ロンドンフィキシングでは、相場に2つの動きがあると言われています。
まず、フィキシング前に動きがあり、そしてフィキシング後にその動きと反対方向に動くというものです。
ロンドンフィキシングは、土日以外は毎日ありますが、特に注目されるのは月末です。
月末はイギリス企業の決済時期と重なり、通貨の買い戻しが強まりやすく、ポンド絡みの値動きが通常以上に激しくなります。
そのため、この激しい値動きを狙ってトレードするトレーダーも少なくありません。
ロンドンフィキシングのトレード方法は？
ロンドンフィキシングでは、米ドル、ユーロ、ポンド絡みの通貨ペアで取引が活発に行われます。
ロンドンフィキシングでよくトレードされるのは次の4つの通貨ペアです。
- ポンドドル
- ポンド円
- ユーロドル
- ユーロ円
この中から1つ、もしくは2つを選択してトレードするとよいでしょう。
ロンドンフィキシングでは、東京時間の仲値のように基本的な相場の傾向はないので、上がるか下がるかはそのときの状況で異なります。
＜東京市場の仲値＞
日本時間10時頃にかけては、輸入企業などが決済用の資金を調達する目的で米ドルの買い注文が多く、米ドル/円が基本的には上昇しやすい傾向があります。
ロンドンフィキシングのトレード方法は、
- ロンドンフィックスへ向けた値動きを見て、その流れに乗ってトレードしてみる
- ロンドンフィックスへ向けた値動きが過剰に動いたら、ロンドンフィックス後に逆張りでエントリーしてみる
などがあります。
ロンドンフィキシングは、毎日トレードチャンスがあるわけではないので、大きな動きがある場合のみトレードして、動きが無い場合はまた翌日を待ちましょう。
ロンドンフィキシングでのトレードの注意点
ロンドンフィキシングの前後では、ボラティリティが上昇する傾向があります。
これは大きな利益が出やすいチャンスですが、急激なレート変動に伴うロスカットにも注意が必要です。
慣れないうちは、レバレッジを下げてトレードしていき、勝率が上がってきたら徐々に上げていく方がよいでしょう。
「ロンドンフィキシングとは？FXとの関係やトレード方法、注意点をご紹介！」のまとめ
この記事では、ロンドンフィキシングとは何か、FXとの関係やトレード方法、注意点をご紹介しました。
ロンドンフィキシングとは、イギリスのロンドン市場において金の値決めをすることで、「ロンドンフィックス」と呼ばれることもあります。
＜ロンドンフィキシングの時間＞
- ロンドン時間（冬）：16時（日本時間：25時）
- ロンドン時間（夏）：15時（日本時間：24時）
＜ロンドンフィキシングでよくトレードされる通貨ペア＞
- ポンドドル
- ポンド円
- ユーロドル
- ユーロ円
ロンドンフィキシングは、大きな利益を出すチャンスですが、その分価格変動が大きいので、初心者の方には特に注意が必要です。
ロンドンフィキシングの他に相場の変動が大きくなる時間帯は、
- 東京市場仲値：日本の対顧客相場の中値が決まる時間【日本時間10時前後】
- ＮＹオプションカット：ニューヨークの通貨オプション取引の権利行使の最終締め切り時刻【ニューヨーク時間10時（夏時間9時）】
などがあります。
この記事を参考にトレードで活用してみましょう！